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小槍(2019.9.19)

 何度も登っている小槍(もちろん槍ヶ岳の付属峰)。クライミングは安易なのだが、最近では、ロープとギア一式をかついで、新穂高からの日帰りにチャレンジという体力確認のイベントになりつつある(還暦を過ぎると、体力低下が気になる!)。
 例によって、3:00頃に新穂高の登山者用駐車場から歩き始める。滝谷あたりで明るくなるが、相変わらず霧雨。10:00前に槍の肩。この時刻には晴れ(というより雲の上に)。槍ヶ岳山荘前で準備して、小槍の取り付きに(他の人に気づかれないようにヘリポートから回り込む)。
 開始点(曾孫槍のコル)のピトンを連結していたスリングが、老朽化で不安だったらしく、切られているほかは、支点にも変化なし。特に問題なく終了点。大槍を見上げても、ほとんど人がいない。
 槍の肩に戻り、ロープをたたんで、12:05下山開始。これからが長い(体力の低下を痛感)。18:00前に新穂高に戻る。一応は日帰り達成。(単独、ロープ9mmx50m他)


中段のレッジから見下ろした開始点・・誰もいない

小槍から見る大槍



梧桐山(2019.4.5)

 中国広東省深圳市の低山(標高944m)。香港に所用のあるときは、ホテル代の安い深圳に宿泊することが多く、梧桐山は何度か。羅湖駅からも市内バスの路線があり、片道RMB2(日本円で34円程度)という格安バス運賃で登山口(梧桐山総站)に行ける。
 複数のルートがあるが、車道歩きを避けるなら、泰山潤の沢筋登山道・・といっても、整備は非常によく、登山靴など無用で歩ける。このような低山、韓国あたりなら、登山衣装に身を固めたハイカーが多いのだが、ここではほとんどがTシャツなどの軽装。足元も軽いスニーカー。スカートの女性も。
 登山というより階段登りにすぎないのだが、それだけに、ハイペースで歩くと、非常に疲れる。遊歩道化されたルートでも、標高差は、累計すると900mぐらいはあるはずで、これを往復3hほどで歩くと、体感的には冬季の富士山より厳しいぐらい。
 この季節の気温は、朝は20度、昼になると25度ぐらい。登っていると暑いが、これは問題にならない。香港の公営プールは、4月から営業しているので、適当なプールに行って、HKD9(日本円で150円程度)の入場料を払えば、泳ぐこともできるし、シャワーを使って汗を流すこともできる。この日は、九龍公園の50mプールで2000mほど泳いでから、午後のフライトで帰国・・。 (単独)


整備された登山道・・というより、ただの階段

山頂標(「鵬城第一峰」)



七星山(2019.3.13)

 台湾台北市郊外の陽明山の最高峰(標高1120m)。市内バスで容易に行けるので、台北に午前中に着けば、その日のうちに登れる。陽明山のバスターミナルの標高が400m前後なので、標高差700mほど(苗圃登山口経由で1h)の手頃なハイキングコース。(単独)


陽明山国家公園ビジターセンター付近から

山頂標(「七星山主峰 台北市第一高峰」)



富士山の積雪(2019前半・・2回分まとめて)

 前年秋(2018.11.24)に続けて。写真の「山頂」は剣が峰の山頂標、「神社」は富士宮口頂上の奥宮前。すべて御殿場口(この時期は太郎坊洞門からの日帰り。)からの日帰り。(すべて単独、アイゼン・ピッケル)

 2019.1.14、2ヶ月ぶり。積雪は薄いが、雪線は2000m前後で、その上は尾根筋まで雪(というより薄い氷)で覆われ、山体は真っ白に見える。昨年の1月(2018.1.5)よりは多雪。標高3400m付近の「長田尾根登山路」の石碑は転倒して荒涼とした印象。(それにしても、この山、アイゼンの選択が難しい。よく研いだ爪の長いアイゼンを持ち込むと、雪面では有利だが、露岩で歩きにくいだけでなく、アイゼンを摩耗させる。ミックス用の爪の短いアイゼンなら、岩場は歩きやすいが、吹きだまりの締まらない雪で効かず、氷化した雪に刺さらないために、怖い思いをする。)
 冬型は強くないはずだが(気象通報で正午の気温が摂氏-21度)、ときどき突風が吹き付ける。

 2019.3.9、前日までの弱い冬型(この山は強風)と翌日からの悪天(移動性高気圧が去ったあと)予報などで、少し不安だったが、登っている間は好天(下山最終段階ぐらいで強風に)。
 1月度と比べると、ずっと雪が増えている(雪線は1500m前後)。山頂の鳥居などにも、いわゆるエビのしっぽが付着。たぶん、ごく最近の降雪。
 雪の量が多いため、標高によってはモナカ氷だったり、軽いラッセルを強いられたりで、非常に疲れる。


2019.1.14(山頂)

2019.1.14(神社)

2019.3.9(山頂)

2019.3.9(神社、クロックは2hのズレで実際は11:28)


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